世界の人口
わが国における少子化の動向は、既に述べたとおりである。
世界の国・地域の人口と出生率についてみるとどのような様相を呈するだろうか。
ここでは、先進諸国だけではなく、アジア諸国を含めた形で、人口や出生率の状況についてみることにする。
国際連合が2002年に行った人口推計によると、世界の人口は1950年には約25億人であったが、その後人口は増加し続け、1960年には30億人、1975年には40億人、1990年に50億人、2000年には60億人を超え、2003年には約63億人に達している。20世紀後半の50年間で、それまでの総人口を上回る約35億人もの人口が増えたことになる。10億人増加に要する期間もだんだん短くなっている。
西暦元年には3億人、1000年では3億1,000万人、1500年では5億人、1800年では9億8,000万人、1900年には16億5,000万人と推計されていたことと比較をすれば、20世紀後半からの世界人口の伸びが、人類の歴史上いかに急激なものであったかが分かる。
国連の人口推計によると、今後とも世界人口は増加を続け、2050年には、2003年よりも約26億人増加して、89億人に達する見通しである。
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