各国別にみた出生率の相違
大きな地域別、経済発展段階別にみた平均的な出生率 から、さらに、各国別にみると、出生率 の相違は大きくなる。
まず、2000〜05年平均の合計特殊出生率 の最低は1.00(香港)、最高は8.00(ニジェール)となっており、大きな差がある。
地域区分別にみると、ヨーロッパや北アメリカでは多くの国や地域が「2.00未満」に属する。
その一方で、アフリカでは「6.00以上」に3割近くの国や地域が属している。
アジアやラテンアメリカでは「2.00〜2.99」に最も多く分布しているが、アジアでは「2.00未満」も2割程度を占めている。
アフリカでは、合計特殊出生率 が高い国は、前述のニジェールのほか、ソマリア(7.25)、アンゴラ(7.20)、エチオピア(6.14)といった、サハラ砂漠以南から南部アフリカにかけての地域に多い。
アルジェリア(2.80)、モロッコ(2.75)、南アフリカ共和国(2.61)といった北アフリカや南部アフリカでは比較的低い国が多い。
こうした違いは、経済発展や生活水準の状況、生活習慣等の相違の影響によるものと考えられる。
また、経済発展段階別では、先進地域では「2.00未満」が約9割を占めている。
発展途上地域では、低出生率と高出生率の両方に国や地域が分布している。
ただし、後発発展途上地域では、「5.00以上」に半分以上の国や地域が属している。
このように、ヨーロッパや北アメリカでは全般的に出生率 が低い一方で、アジアやラテンアメリカのように出生率 の格差が大きな地域も存在する。発展途上地域では大きな出生率 格差がみられ、特にアジアやラテンアメリカでは顕著である。
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